シティ・オブ・ゴッド

今日見た映画。ブラジルのリオ・デジャネイロ郊外の、「神の街」と呼ばれるスラム街が舞台。暴力、窃盗、銃、クスリ・・・。大人の話ではなく、子供の話。あそこでは子供が銃を手にし、マリファナを吸い、仲間とともに強盗・殺人を犯し、恋もする。
暗い映画じゃない。ため息も出ないような日常だけど、映像も音楽も明るくてスタイリッシュ。

だけど、見終わった後、なんか複雑だった。スカッとしない。なんであういう人生なんだろう。あういう生き方なんだろう。私の人生が素晴らしいわけじゃない。彼らの人生がかわいそうなわけじゃない。でも、友達を信じられなかったり、生きていくために銃やマリファナが必要だったりするあの世界・・・。
「貧困」。一言で片付けてしまえばそうなるけれど、じゃぁ、どうすれば良いんだ?
なんか、けっこうすごい映画を見ちゃった・・・。