5月6日

友達とその彼氏と3人で「Vフォー・ヴェンデッタ」を観に行く。映画はタダ券をもらい、夕食はその彼氏からおごってもらった・・・♪パチンコで5万勝ったから大盤振舞いなのだそう。初対面なのにスミマセン・・・。

そして映画。・・・・・・!好き!おもしろい!
舞台は第三次世界大戦後の近未来のイギリス。独裁政権。午後11時以降の外出は禁止され、マスコミは国家の宣伝道具と化し、人々の発する言葉は盗聴されている世界。そんな世界に対して、「V」という仮面の男が正義と革命を掲げて動きだす。「V」に命を助けられたイヴィーも自分の中の反逆精神に目覚めていく・・・。
という内容。
主演のナタリー・ポートマンヒューゴ・ウィービングマトリックスの「エージェント・スミス」役)がとにかくいい。ナタリーの聡明な顔立ちは丸刈りにすると余計に引き立つ。ウィービングは終始仮面を被っているのに、「V」らしさがよくわかる。
映像もスゴイ。爆破シーンや格闘シーンやドミノのシーン。さすがマトリックス兄弟!
舞台は「近未来」だけど、「共謀罪」「盗聴法」「犯罪の厳罰」など、権利が国家によって侵されつつある日本を連想する。いや、日本だけじゃない?Vが行おうとしている「正義」は本当に正しいのか?正義のための暴力ってアリなのか?国民を国家に結集させておくために、恐怖を煽る。メディアを使った煽りに、ルワンダ虐殺でのラジオが果たした役割を思った。(ホテル・ルワンダはまだ観てないけれど・・・)
あとは、特に「V」の発する台詞が印象的。(といってもすぐここに書ける位覚えている訳じゃないけど・・・)あと、マトリックス同様、ツッコミどころ満載♪ナタリーのロリ姿や、議長の声がブッシュそっくりだとか・・・。
多分、「1984」とか「華氏451」とかと通じるものがあるのだろう。どっちも観たことないけど・・・。
もう一回じっくり観たい映画です。