13階段

映画「13階段」を観た。反町隆史が演技してる!(失礼?)なかなか良かったので原作(高野和明著)を読んでみる。
いや〜、これが長編デビュー作だなんて信じられない!!!完成度が高い高い。文章自体にはまだ少し荒削りなところもあるけれど、「読ませる」文体。
日本の刑法、死刑制度の是非、刑務所の中のこと、囚人の人権、刑務官の苦悩など、社会的なことを考えさせられる。
本を読んでいくうちに、法務大臣のことが気になってきた。死刑執行の最終決定権を持つのは法務大臣。その大臣が南野大臣のように看護婦あがりで法律の知識もない人がやっている日本て・・・。
とにかくこの本、江戸川乱歩賞をとるだけあります!
宮部みゆき以来のミステリー作家かも・・・。とかんじる。