今日読んだ本

『させられる教育―思考途絶する教師たち』野田正彰著
読んでいると、教育現場が『タテ社会』なんだなあと思う。そして数え切れない書類と葛藤している教師たち。なんか、自分が思っていた教師像と違う。卒業式で君が代のピアノ伴奏を強制させられる音楽教師や、教育委員会からの圧力に苦しむ校長、教育委員会の高圧的な態度・・・。教師の皆さんは、文部科学省都道府県教委→市町村教委→校長会→校長→教頭・・・と、ピラミッド型に押し込まれながら、生徒に熱い理想を掲げる事にも疲れるのではないか?
今、自分は、「日の丸・君が代の強制」について研究しているが、それ以外にも、教育現場の中では多くの「強制」があって、「させられる」教育をしているのだと感じた。
他の職種も結局同じなんだろうか?なんかそんな感じがする。来年から勤める自分の職場を思い描いてちょっと嫌な気分になる。